医師転職で失敗する人の傾向

医師の職業上の特性のひとつに、専科制があります。診療科ごとに特色はありますが、例えば外科ですとCTやマンモグラフィーといった機器を使いこなしながら的確な診断を下すスキルが求められますから、臨床の中でもある意味研究職に近いということが言えます。

こういった環境では学会などの情報交換の機会も大変重要な位置づけにあり、長くそこにいるドクターがいることで科全体、また病院全体のレベルがアップしていくのも事実です。ところがそこにある日突然私的な事情で離職する人がいると、病院として築きあげてきたスキルが崩れてしまうことがあります。

一流の病院における、にわかには信じがたい医療事故のニュースが流れることがありますが、こういった事故はその病院内のスキルのバランスが崩れた時に起こると言っても過言ではありません。

せっかく転職しても、その転職先で離職者があれば誰かが穴埋めをしなければならないのは明らかです。転職先が離職者が多い職場かどうかを調査しないで転職に踏み切ってしまうと、こんなはずではなかった、というような激務を背負い込む可能性があるということです。